Let's think about Japanese culture on foot!
地域情報日本
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上総:国分尼寺へ
真ヶ谷太子堂[聖徳太子・行基・源頼朝伝承]
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市原市国分尼寺
奈良時代末期,国分寺と国分尼寺創建。
国分寺には,65mを超す七重塔が建っていました!
誰が?
どうやって?
現在市原市に復元された「国分尼寺」は,昔の工法で建てられています。
柱の底は,岩の形に削られて,
ずれない工夫がされています。
T.講義の目的 [日本文化を考えるための視座の構築]
以下の視点から,日本の文化について考察します。
テキストはありません。講義時に資料を配布します。
古代の信仰[仏教と在来信仰]
古代の伝承[仏教説話の世界――民衆の信仰――]
古代の絵画[絵巻物]
中世の信仰と文学 [法然・親鸞・一遍]
平家物語[清盛の時代]
近代の小説[芥川の苦悩]
U.講義の特性
文字・画像・音を総合的にとらえて,古代の文化を考察する。
文学・民族学・歴史学など幅広い視野から日本の文化を考察する。
実際に現地を歩き,日本の文化を考察する。
V.講師紹介 [仲井:日本文化の考察]
仲井:日本文学[古代説話文学]
研究論文などは,プロフィールをご覧ください。
九州筑後・肥後の温泉巡りをしながら,山と里の文化について考察。
現在,房総半島を歩いています。
好きなところは?
(1)三石山観音寺の岩盤のうえ。
ここは,頂上を[巡る]形になっています。
(2)清澄山の頂上(妙見信仰)。
日蓮は,この頂から明けの明星を見た?
(3)シェークスピア公園(丸山町)
2007年4月下旬から6月上旬にかけて,袖ヶ浦市郷土博物館にて企画展[上総掘り]に参加しました。
W.講義概要 [日本文化:絵巻物・仏教説話・近代小説]
以下の観点から,日本の文化について考察をすすめます。
(1)〜(5)については,受講生の希望によって順序などを組み替えることがあります。
また,適宜,追加・削除を行います。
教材のダウンロード
Word文書[罪とケガレ:参考資料]
Word文書[地獄の文化史:参考資料]
Word文書[平安朝の女性:参考資料]
平家物語
Word文書[平清盛の時代]
Word文書[平清盛の最期]
Word文書[安徳天皇の最期]
Word文書[方丈記地震]
Word文書[鎌倉時代(房総)]
Word文書[中世/現代T]
Word文書[中世/現代U]
古代の歩み
Word文書[国分寺創建の時代]
仏教説話の世界観
(1)奈良時代〜平安時代:『日本霊異記』の世界観
唐の長安をみならって造営された平城京は,
おおよそ半世紀を経て,公害もひどくなり限界が見えてきました。
そして,ついに長岡京・平安京への遷都が始まりました。
奈良の都に残った薬師寺の景戒は,新しい時代に何を訴えようとしたのでしょうか?
(2)平安時代中期:『三宝絵』の世界観
(3)院政期:『今昔物語集』の世界観
これらの説話集に収録された説話を読み解きながら,
それぞれの集で展開される世界を考えてみましょう。
注:(1)〜(3)については,仲井の論考に拠ります。
「心」をめぐる考察は,以下の論考に記しました。
仲井克己
「情報のネットワークによって変革された世界認識の方法」
――思想史における『今昔物語集』の位相――
帝京平成大学紀要第16巻1・2号,2004・12
『今昔物語集』の[笑い]に関する考察は,以下に公開(予定)。
仲井克己
[世界を多義的に結ぶ笑い]
帝京平成大学 フォーラム2号
芥川龍之介『羅生門』の読解
(1)作家芥川龍之介について
(2)『羅生門』の評価
(3)『羅生門』と典拠になった『今昔物語集』との比較
絵巻物の世界
(1)地獄草紙
(2)病草紙
(3)蒙古襲来絵詞(未公開の有江本デジタル版)
注:プロジェクターを用いて授業を行います。
郷土の信仰と伝承
(1)境界の軍談
筑後と肥後との境界で語られる平家落人伝承
(2)谷軒の伝承と信仰
(3)船霊様(ふなだまさま)の信仰
柳川船大工横山朝元棟梁に伝えられた秘密の祭文を検討。
(4)市原市の聖徳太子信仰
注:「赤星」「和仁合戦」などは,すでに公開中。
講義は,PowerPointで,
internetに掲載していない画像を中心に説明。
神話/昔話/説話の笑い
準備している教材:2010年度 [地域情報日本]
以下の講座を準備しています。受講生の希望によって,学ぶテーマを選択します。
上代の文化
世界の創生(古事記・日本書紀の世界)
日本語の成立(6世紀の情報革命)
仏教の世界認識
神の罪と仏の罪
地獄と極楽
地獄草紙・餓鬼草紙
仏教文学の展開(日本霊異記・三宝絵・今昔物語集)
天竺・震旦・本朝の説話(今昔物語集)
日本人の他界観
古代の生活
都の生活(公害都市 奈良)
貴族の一日
平安時代の女性
中世の文学と信仰
中世の思想家たち ― 法然・親鸞・一遍 ―
[法然に関する資料]
[親鸞に関する資料]
[一遍に関する資料]
平家落人の物語(松風の関の軍談)
風土の文学
中世の美(幽玄など)
西行
四季折々の詩情
[西行に関する資料]
[中世美学に関する資料]
近代文学の成立
芥川龍之介『羅生門』の読解
参考:靖国神社などに関する文献
2007年度は靖国神社と昭和館を見学しました。
以下の参考資料は,靖国神社に行ったときのものです。
「十五年戦争」の実態
入手しやすい新書を中心にあげておきます。
大岡昇平『野火』新潮文庫
フィリピン戦線における地上軍の悲惨な状況を,生々しく語る好著。
自分の血を吸った蛭を食べ,「猿」を食べる田村一等兵。
自分自身の鉄砲が発した銃弾といえば……,苛烈な日々を克明に描く。
森史朗『特効とは何か』文春新書515
大西瀧治郎中将を中心とする「特攻」のルポ。
現地と参謀本部との齟齬。
前途有為な青年を死地に追いやる無策。
山本七平『一下級将校の見た帝国陸軍』文春文庫(や95)
砲兵部隊少尉の見たルソン島におけるあまりに無策な戦略・戦術。
「員数合わせ」などにみる,日本人の思考法は現在も機能している。
山本武利『日本兵捕虜は何をしゃべったか』文春新書214
捕虜になったとたん,機密情報を敵軍にもらす日本兵。
「捕虜」という発想すらもたない参謀本部。
国際戦略をもたない日本は,戦争の原点ですでに敗北していた?
島本慈子『戦争で死ぬ,ということ』岩波新書1026,2006年7月
秋草鶴次『十七歳の硫黄島』文春文庫544,2006年12月
佐藤卓己『八月十五日の神話』ちくま新書544,2005年7月
8・15は,メディアによって造られた記念日であった。
保阪正康『あの戦争は何だったのか』新潮新書125,2005年7月
山本七平『日本はなぜ破れるのか』角川oneテーマ21A-31,2004年3月
小熊英二『<民主>と<愛国>』新曜社,2002年10月
966頁及ぶ書です。戦後民主主義を考えるための絶好の書。
西尾幹二『国民の歴史』産経新聞社,1999年10月
左と右,いずれにしろそれぞれの立場から議論をするのは良いことです。
この書は,右と分類される立場から「日本史」を説いた書です。
従来の教科書とは違った視点から記述されています。
中西輝政『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』PHP新書,2006年10月
靖国問題
坪内祐三『靖国』新潮文庫
明治から大正にかけて靖国神社の文化的座標を明らかにしている。
靖国神社の境内は,「サーカス」「力道山」などと関わる祝祭の場であった。
靖国神社以前は,夜間の江戸湾のランドマークは神田明神であったが,
以降は,靖国神社の大灯籠になった。
巨大な金属製鳥居は,どのようにして建てられた?
招魂斎庭とは?
靖国神社を知る上で,必須の書。
原武史『皇居前広場』ちくま学芸文庫
地政学的に靖国神社と一対になった皇居前広場の歴史的展開を知る上での好著。
神坂次郎『特攻隊員たちへの鎮魂歌』PHP文庫2007年5月
猪瀬直樹『空気と戦争』文春新書583,2007・7
東京工業大学における講義録。
戦争を始めるのあたって石油の備蓄は?
工業力の差は?
これらの基本的な疑問に「必負」と答える総力戦研究所の若き秀英たち。
それを聞いた東條の判断は?
→ 『昭和16年夏の敗戦』1983世界文化社で述べられ,
その後『国民の知らない昭和史』ワニ文庫2004・5に一部採録された
猪瀬直樹の「敗戦論」をもとに記されている。
→ 「戦前・戦中・戦後を貫くものは、官僚主義だ!」との主張は,明快で説得力にあふれている。
中村直文(NHK取材班)『靖国―知られざる占領下の攻防―』NHK出版,2007・6・25
GHQ支配下における靖国神社存続の「攻防」について、新資料を使用して明らかにしている。
オレゴン大学所蔵ウイリアム・P・ウッダードのコレクション発見など,
当時を考えうえで必読の書。
一ノ瀬俊也『明治・大正・昭和軍隊マニュアル』光文社新書157 2004・7
国家・国語・国民を総括的に考えようとするときまず問題になるには,軍隊における国語教育。
(情報の授受は,軍隊において死活問題!)
一ノ瀬俊也『旅順と南京』文藝春秋
岡崎久彦『国家戦略からみた靖国問題』PHP新書
サウジアラビアやタイなどの大使を経験した外交官の著した靖国論。
国家・外交・歴史について考察するとき,必読の書。
→ 靖国神社遊就館の思想に影響を与えたとされる。
高橋哲哉『靖国問題』ちくま新書532
20世紀西欧哲学を専攻する著者による靖国神社に関する考察。
太平洋戦争で没した幾多の「英霊」の死にどのような意味づけをするのか,
靖国問題の本質を衝く好著。
上坂冬子『戦争を知らない人のための靖国問題』文春新書498
靖国に関する基本的な問題について,資料(原文)を呈示し澄明な目で読み解く。
鈴木邦男『愛国者は信用できるか』講談社現代新書1842
「新右翼」の大物。三島由起夫自決後の動向を知るうえで必読の書。
一水会という名前は,知っていますか?
「愛国者」ということばに関する考察は,政治哲学の問題として重要。
T.Matsumura『戦争学』文春新書019
陸上自衛隊作戦幕僚・防衛部長などを歴任した戦略・戦術のエキスパート。
戦争のメカニズム,戦時国家の実態,などについて明晰な文章で論述。
近代国家における「天皇」の創出
T.フジタニ『天皇のページェント』NHKブックス719
明治時代に近代国家へと転換を図った日本は,あらたに「天皇」を作り出す必要に迫られた。
いかにして,国民に見える天皇を演出するか?
明治の政治家たちは国際国家日本の顔として「天皇」を作り上げていく。
米窪明美『明治天皇の一日』新潮新書170
伝統的な風習を保ちつつ,近代の天皇制のなかで天皇を義務として生きる明治天皇。
日々の生活を知る上で,好著。
ドナルド・キーン『明治天皇を語る』新潮新書001
明治天皇の逸話に触れつつ,近代国家創生期の天皇の実像を語る。
笠原英彦『明治天皇−苦悩する理想的君主−』中公新書1849
鎖国から開国へと移行する江戸末期から,明治という戦争の時代へと移行する時期。
明治天皇の果たした役割を的確に指摘している。
木下和寛『メディアは戦争にどうかかわってきたか』朝日選書778
日露戦争から近代の照る戦争まで,メディアの果たした役割を描く。
ベトナム戦争でアメリカがどのような学習をしたか,
その経験が湾岸戦争でどのような効果を発揮したか,
さまざまな点で考えさせられる優れた書。
教科書問題に関して
入江曜子『教科書が危ない』岩波新書886,2004年4月
主な目次項目をあげておきます。
新しい「皇民化」教育への道
国家が規定する「心」のパターン化
「愛国心」の意味
石原千秋『国語教科書の思想』筑摩新書563,2005年10月
「国語教育をめぐる誤解」にはじまり,教科書問題について分析を行っています。
芥川龍之介『羅生門』は,高校教科書の定番。
あらためて『羅生門』を読んでみる必要あり!
高橋哲哉『教育と国家』講談社現代新書2004年10月
近代の学校制度そのものが,ITに代表される社会環境やメディア環境によって問い直されていることを指摘し,
教育基本法改正の本質をさらに深く考察しようと試みる書。
そもそも,「伝統文化」とは何でしょうか?
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